GREEN PARKING駐車場緑化
美しく風格ある景観の形成やヒートアイランド現象の緩和、雨水の貯留・浸透などの役割を果たす都市緑化の推進は、グリーンインフラによる都市の環境形成の基本となっています。まとまった緑地面積を確保することが難しい都市部において、広い面積を占める駐車場は新たな緑化空間として注目されています。東邦レオの駐車場芝生化技術は「保護材を使わなくても車輌が進入でき、雨が降っても水溜りができにくい」をコンセプトに開発されました。
駐車場緑化に求められるもの
駐車場を芝生化するためには、車両の荷重、タイヤによる芝生の擦り切れ、降雨時の水はけなどを考慮した強度設計が必要です。基盤土壌として、芝生用耐圧基盤土壌/雨水貯留機能付植栽基盤材(グラスミックス)を使用します。締め固まりを起こさず、耐圧と根が伸長する空間を確保した工法です。
①擦り切れからの速やかな回復
多孔質の火山礫を主骨材として、空隙に生育助材を配合した芝生基盤です。主骨材同士の空隙に芝生の根を伸長させて、踏圧の影響を受けない生育空間を確保しているため、繰り返しの踏圧によって芝生が擦り切れた場合でも早い回復が期待できます。 芝生用耐圧基盤土壌の有効性検証報告
②車輌の乗り入れを可能にする耐圧性能
路盤と同等の耐圧性能である修正CBR値20%以上を確保しています。22tの大型はしご車がアウトリガーを出して作業をしても十分な強度を有していることが実証されています。 大型消防車を用いた強度性能実験
③経年劣化のない芝生基盤
公園等の臨時駐車場や校庭芝生等で10年以上採用され、空隙構造や水分浸透速度に大きな変化がないことを確認しています。 臨時駐車場での経年変化調査報告書
④雨水流出抑制施設として活用
グラスミックスを基盤とした芝地は1㎥あたり50リットルの雨水流出抑制施設としてカウントできます。経年での建築物の地下貯留施設やトレンチなどの建設コストを軽減できます。
雨水流出抑制施設として利用する場合は、建築主事にご相談ください。
施工の流れ
標準工法:グラスミックス(厚さ150mm)+暗渠排水
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手順①
既存土壌を掘削除去、下地を正整し、暗渠管を敷設します。その上に排水、根系誘導層の特殊砕石を敷き均します。 -
手順②
グラスミックスをストレートドーザ、コンボ、テイラー等で敷き均し、ロードローラ、サイドローラ、振動コンパクタ等で転圧します。 -
手順③
芝張り完成
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