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GUIDE樹木医による「土壌のアルカリ化問題」早わかりガイド(全12回連載)
2007年執筆
「建設現場」「埋立地」「法面」で緑化の計画をご検討の方
建設現場で実際にアルカリ化した土壌でお困りの方にも朗報です。
- 現場の土壌がアルカリになっているかどうか不安だ
- アルカリ化している現場発生土を「ローコスト」で改善を行いたい
- アルカリ土壌の改良方法について具体的に知りたい!
- 土壌のアルカリ化について分かりやすく会議で説明したい!
建設工事現場では、20年以上前からゼロエミッション化(廃棄物をゼロに近づける活動)や、建設工事に係る資材の再資源化に関する法律(建設リサイクル法)を受け、廃棄物を有効利用する動きが活発化してきました。植物のための土壌は、外部から搬入していた良質な土壌から、コンクリート塊が多く混じった「残土(場内発生土)」になるケースが多くなり、大規模な土木造成地では、地盤安定処理のために大量のセメント系固化材が使用されるなど、都市の土壌や植物を取り巻く環境が急速に「アルカリ化」に向かっていました。近年においてもその状況は変わらず、アルカリ化された土壌を散見します。
この「土壌のアルカリ化問題」に40年以上も前から取り組んできた樹木医がいます。その名は木田幸男。2001年からは大学院にて本格的にアルカリ化に関する研究を始め、2005年に博士号を取得。その研究成果とこれまでの経験を活かし、2007年に全12回のアルカリ化に関するコラムを書きました。
このコラムでは建設現場で活用できる「土壌のアルカリ対策」について、具体的な内容をもとに分かりやすく掲載しています。現場や計画段階で「土壌のアルカリ化」を懸念されている方には、参考になる情報が含まれていると思いますので、ぜひ問題解決の糸口を探してください。
樹木医による「土壌のアルカリ化問題」早わかりガイドは、全12回の連載形式となります。以下のコンテンツの中から、興味のある分野をご覧下さい。
執筆者プロフィール
木田幸男(きだゆきお)プロフィール
- 1949年大阪府生まれ
- 現:一般社団法人グリーンインフラ総研 代表理事
- 株式会社東邦レオホールディングス専務取締役
- 金沢大学大学院自然科学研究科修了、博士(理学)
- 技術士(都市および地方計画)、樹木医(登録第26号)
- 1974年、東邦レオ株式会社入社、緑化関連事業部創設。土壌・緑化技術の研究および緑化資材の開発を主業務とし、日本造園学会、日本緑化工学会等を通じて官・学・民における緑化技術を推進。
- 2018年一般社団法人グリーンインフラ総研を設立、グリーンインフラ技術の開発、国内定着を目指し活動中。
- 国土交通省芝生懇談会委員、環境省「持続可能な成長エンジン研究会」委員
- 日本造園学会グリーンインフラ研究推進委員会メンバー
- 日本緑化工学会元副会長、日本樹木医会元副会長
- 共著書として、「決定版グリーンインフラ」日経BP社(2017)、「農業技術大系」農文協(2000)、「緑を創る植栽基盤」 ソフトサイエンス社(1998)「土の環境圏」 フジ・テクノシステム (1997)他。
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[第一回]今アルカリ問題が急増している
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[第二回]コンクリートのpHは12.6
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[第三回] 粘土の少ない土壌は、アルカリ化に要注意
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[第四回] アルカリ土壌は、本当に植物生育に影響を及ぼすのか
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[第五回] アルカリ土壌は、将来厄介な問題を引き起こす
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[第六回] アルカリ土壌に合う植物ってあるの?
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[第七回] 腐植含有量って、有機物の質を表さないの?
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[第八回] フミン酸とフルボ酸
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[第九回] 緩衝のメカニズムとその数値化
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[第十回] アルカリの新改良工法を開発
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[第十一回] これからのアルカリ中和剤に必要な要素
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[第十二回] アルカリ改良は、正しい原因の把握から(最終回)
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