FAQよくあるご質問

プランニングにおけるお客様からよく頂く様々なご質問を、Q&Aにまとめました。

駐車場緑化

  • 車が常時停まる駐車場を芝生に緑化することは可能ですか?

    芝生は日照を好み、一日最低6時間の日照が必要と言われています。常時車が停まる駐車場の場合、芝生が枯れてしまいますのでお勧めしておりません。

  • グラスミックス工法の駐車場芝生の管理はどのような内容ですか?

    通常の芝生管理と同様です。グラスミックス工法はエアレーションが不要になるため負担が軽減されます。表層の排水性が低下した時は、バーチカルカットを実施してください。

  • 自動潅水は必要ですか?

    設置するのが理想ですが、ほとんどの駐車場では採用されていません。施工後活着するまで、雨が降らない日が続く時など、手撒き散水で問題なく生育すると考えています。

  • 単粒砕石は必要ですか? また再生砕石ではだめですか?

    車輌が乗り入れる場合、沈下を抑えるための強固な路床が必要です。排水性も確保するため、根系誘導耐圧基盤(パワーミックス)や単粒度(5号)砕石+フィルターと暗渠管をご計画ください。排水性能を考えると再生砕石はお勧めしておりません。

  • どんな種類の芝生が駐車場緑化に適していますか?

    コウライシバやノシバなどの日本芝が多く採用されており、コスト面と乾燥やダメージにも強い性能面からもお勧めです。改良品種など色々と種類がありますのでご要望に合わせてお選びください。

校庭・園庭芝生

  • 校庭芝生化など利用頻度の多い芝生には、なぜスポーツターフなのですか?

    使用頻度が多いと思われる国立競技場でも、年間の使用頻度は100日程度です。7,597㎡のグラウンドをサッカー選手22人でプレイします。年間の使用日数が多く、1人当たりの芝生面積(5㎡/人程度)が少ない一番過酷な環境が校庭の芝生です。踏圧、擦り切れに強く生長の速いスポーツターフと呼ばれる暖地型のティフトン419、バミューダグラス、寒地型のライグラス類が適しています。また、素足で載っても柔らかくチクチクしません。

  • WOSって何ですか?

    ウィンターオーバーシーディングの略称。暖地型の芝生の冬期休眠をカバーするため、冬に緑色生育する寒地型の芝生を播種する方法や作業のことです。播種は主に秋に行います。ペレニアルライグラスなどのライグラス類を使います。

  • WOSはなぜ必要なのでしょうか?

    ティフトン、バミューダグラスは暖地型の芝草なので冬は枯れて休眠してしまいます。その暖地型芝草を寒地型芝草のクッションで守ってあげるのです。また冬枯れの街に一年を通して緑の芝生が広がることにより外で遊ぶこどもが増えたり、リラックス、癒しといった心理的な効果も期待できます。特に寒地型芝草のペレニアルグラスはアレロパーシーという雑草の抑制効果も期待できます。

  • 養生期間は年間どの程度必要ですか?

    主な芝管理には、初夏に寒地型から暖地型の芝草に切り替えるトランジッションという作業と、秋に暖地型から寒地型に切り替えるWOS作業があります。前者は刈り込みにより暖地型芝草に光を当て成長を促し切り替えます。芝生の状態により、多少の補修と場合により養生が必要になります。後者は種による発芽を経て切り替えますので、1ヶ月程度の養生が必要になります。

    芝生の状態により養生期間は増える場合もあります。

  • 更新作業って何ですか?

    土壌が踏み固められ通気性、透水性が悪くなったり、芝の根や葉が溜まると、土壌の水はけが悪くなります。その悪くなった土を改善するため、定期的に土壌に穴を開けたり(エアレーション、コアリング)、溜まったカスを取り除いたり(バーチカルカット・サッチ除去)、目土(砂)を施用する作業のことです。寒地型芝草から暖地型芝草へ移行させる(逆も有り)芝生の低刈りも含まれます。

  • 冬期は養生シートを敷く必要はないのですか?

    基本的に必要ありません。
    養生シートの目的は、霜が降りるのを防止したり葉色を良くするためです。芝草がしっかり生えていれば地表面の温度は高くなり、霜は降りにくくなります。また、グラスミックスは霜柱ができにくい構造です。葉色が多少落ちても鑑賞するための芝生ではないこと考えれば、毎日シート養生をおこなう学校関係者の手間を省いた方が現実的かと思います。

  • スポーツターフにすると芝刈りの回数は多くなりますか?

    踏圧や擦り切れに対して、生長の速い芝草を低めに刈り込むことで密なターフに育てられ、良好な環境を維持することができます。芝刈りに関しては作業が増えます。12月~2月を除き週1~2回の芝刈りが必要です。(年間70回程度)しかし、青々とした芝の刈り込みは気持ちの良いものです。「もっと芝を刈りたい!」というお父さん達の声を良く聞きます。

  • 散水設備は必要ですか?

    暖地型芝草だけで芝生を造る場合は必要ありません。
    しかし、夏期等に数回手撒きが必要になる場合があります。WOSをする場合は、芝生専用のスプリンクラーを設置することをお勧めします。特に夏期と播種時は頻繁な灌水が必要です。灌水日と時間を設定できるコントローラーと雨センサーが有ると便利です。

  • 農薬は使わないのですか?

    子供が芝に接する為、有機リン系の農薬は基本的に使いません。気候に合った芝草を、透水・通気性の良い基盤で育てることにより、耐病性の高い芝草を育てます。使用する場合は、人体への影響の少ないものを選びます。

  • エアレーションは年に何回必要ですか?

    グラスミックスを使用した場合は、基本的にエアレーションは必要ありません。ただし、表層の芝草部分にサッチ等の堆積、根づまりによって透水性が低下しますので、定期的にバーチカルカットやサッチ除去が必要です。

  • 芝生の上を一輪車で遊べますか?

    大丈夫です。車が乗り入れできる安定した基盤です。但し、回転時芝生に少し車輪がとられるかもしれません。芝生のクッションですから、転んでも痛くありません。

  • 芝生の上に車を乗り入れできますか?

    大丈夫です。車が乗り入れできる耐圧基盤です。但し、切り返しや繰り返しの使用では芝草が傷みます。あくまでも臨時駐車場や緊急車両対応として利用ください。夏期は車のエンジンからの排熱で焼ける場合があります。

  • 経年での物性変化(透水性、締め固まり)はありませんか?

    国営あずみの野公園グラスパーキングで10年、校庭芝生化で7年調査しています。芝草学会で報告していますが、物性の変化はおきていません。(2015年現在)

  • 骨材に礫を使用していていますがケガをしませんか?

    角を丸くした軽量の火山礫を使用していますので、仮に露出しても安心です。また、サッカースタジアムと同等の衝撃緩和性能があることが確認されています。平成27年9月現在、全国125の小・中学校や幼稚園、保育園に採用頂いていますが、転んでケガをしたという話しは聞いたことがありません。

  • キノコが大量に発生しましたが大丈夫ですか?

    キノコの胞子は何処にでもあります。梅雨時、初秋、寒気が流れ込んだ雨上がりなど気温20度、湿度85%の環境に近い状況になると一斉に発生します。白くて丸いホコリタケとシメジの仲間で薄茶色のシバフタケが殆どです。両者ともに食用になるキノコで毒性はありません。一過性であれば問題有りません。

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