東京

荒川自然公園(交通園周辺)

地域 東京都荒川区
建築用途 公園・広場
工事内容 屋上緑化
製品名 ホワイトローム
施工時期 1994年

東京都下水道局三河島水再生センターの上部空間にある新東京百景に選ばれた広大な自然公園です。周囲が住宅地のため、景観に優れ、多くの人が利用できる、自然公園のような場所にしたいという思いから屋上の緑化が計画されました。質のいい緑地を広範囲に確保することで、景観の向上、環境保護(地球温暖化対策やヒートアイランド現象の緩和等)、下水処理場特有のにおいの緩和といった、様々な効果が期待されています。施工時に植栽されたサクラは大きく成長し、毎年春には「桜まつり」が開催されるサクラの名所としても有名です。公園内には、子供が交通ルールを学ぶ交通園、児童遊園広場、雑木林、野鳥が集う池、テニスコート等々の施設があり、多くの魅力が詰まった公園です。平日の日中は保育園のお散歩コースとなっており、子供の明るい声が響き渡ります。広域な緑地が確保しづらい都心部の貴重な自然環境であり、多くの人々が集う地域の憩いの場所として機能しています。 表層土には珪藻土とピートモスを各10%、客土には黒曜石パーライト(ホワイトローム)を各10%混合。排水層にホワイトローム(厚さ150㎜)を使用。また、平面になりがちな屋上緑化に軽量の資材(EPS)を埋設して、自然公園にあるような丘も造りました。今では多くの子供たちがその丘を駆け下りて楽しんでいます。

  • 交通園(交通安全教室等に使用)

  • 施設周縁部の樹木で覆われているセンター

  • 住宅街の中の貴重な緑

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